「歩くと両足の裏が痛いと、80歳の男性がいらっしゃいました。
診てみると実際の足サイズよりも3サイズも大きい靴を履かれています。紐は一応あるのですが、全く締めて履いていないとのこと。
オーバーサイズの靴は足のアーチ全体を潰して不安定にし、外反母趾や足底筋膜炎といったトラブルの原因にもなりがちです。
このような場合はインソールを製作しても駄目。先決なのはサイズがあった靴に変えてあげるということです。早速ミズノのショップを紹介し、足サイズに合ったウォーキングシューズを購入してきて頂きました。その後改めてインソール製作と正しい紐の締め方を指導させて頂いたところ、殆ど痛みもなく歩けるようになったとのこと。「80歳になって初めて靴の大切さを知りました」「まだ暫く歩けそうです」と嬉しそうに話されたのが印象的で、とても嬉しく感じました。
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