今回、60代女性のSさんから、義足で歩くときにバランスを崩してしまうという相談を受けました。
歩くと義足側に傾いてしまい、腰痛も併発。


『どうしても、歩くことが諦めきれないんです。』 と、Sさんは訴えられていました。

最初に確認したのは、靴のサイズ。
やはり義足が入れやすいように3サイズ大きいものを履かれていました。
次に歩行と健常足の確認を行うと、以前に整形外科で外反拇趾と診断されていることもあり、踏み切る時に内側に捻れていました。
大きい靴を履いていたために、外反拇趾に多く見られる中足骨の部分の広がりや、拇趾の
回旋が増長され、歩行に傾きが出現したのです


靴のフィッティングを行い、インソールを作製すると、
ようやく自分の足になりました。本当に久しぶりです』と噛み締めるように仰って頂きました。
また脱ぎ履きを助ける特殊な靴べらをご紹介すると、『本当に、本当に助かります。』とSさんは目を潤ませていました。
こういった対処方法があるということ、同じような問題でお悩みの方の希望になれば幸いです。
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