ショートブーツへのインソール作製を希望されるM様。
普段は京橋にてお仕事をされている方です。ご縁あって当施設を知り、来店してくださいました。

早速、歩行をチェックさせて頂きました。
左側が靴内で滑り、指に力が入っている傾向があり、右側は過回外傾向を確認。

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次に足の状態のチェックを行います。右足首は不安定で支持性が少ない。
左側は踵骨が長く、アーチカーブが合っていない状態。
つまり、踵骨部が足の前滑りの起点となる。

従来の歩行矯正、DYMOCO理論、パンプスの木型理論を加えてゆきます。

右側は過回外傾向をコントロールするために、
外側縦アーチ、横アーチ(外側アーチ付近)を付加。
左側のように前滑りは少なく、踵部の長さも合っているため、
安定性を向上させる目的で円型に削り込む。

左側は踵をヒールカウンターに密着させるためにU字型に削りこみ、
アーチラインが後方に移動するため、中足骨頭部がはまり込むスペースを作るパッドを付加。
これで、左右それぞれの足とショートブーツのアーチラインが一体化する。

立った瞬間、
「えっ?凄い!?」

最後にインソールの表面材を滑りに強く、耐摩耗性の高い物を使用すると、

「もう、コレしか履けません!本当にありがとうございます!!」
と仰ってくださいました。

嬉しい瞬間である。

時間がある時に別のブーツの調整もしたいとのご希望。次回をお約束して本日は終了となった。
M様、ありがとうございました!!