足の痛み解決!靴をつくる理学療法士のblog

靴の販売・オーダーメードインソールの『 靴の馬喰快歩堂 』のご案内と、
理学療法士の目線から足と靴の関係・履物でのトラブル防止に長年取り組んでいる三浦賢一(みうらけんいち) & 佐野宏次(さのこうじ) 
ふたりの活動をご紹介しています。

2014年10月

お写真でにっこり素敵な笑顔なのは、歩行矯正用インソールを希望してくださったK様。
製作中にバランスが良くなり、思わず笑みが溢れる。

今まで出来なかったことが、出来るようになる瞬間の喜びは老若男女関係なく、皆素晴らしい。
実はK様、今回で3足目のインソールオーダーになる。


インソールは各アーチをサポートするのは勿論であるが、
歩行中の膝への負担軽減に大事なのは足指の動きの促し方である。

今回は母指の回旋を矯正できるよう、母指球下緣と靴底面および内壁との間隙をサポートできるよう削り込み、小指は遠位指節間関節レベルでの回旋を抑えるように作製させていただいた。
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持ち込み靴や他社の靴でも、
フィッティッングを向上し歩行矯正用インソールを作製することは可能。

現在お履きになられている靴でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談頂きたい。

そして、「これから靴を買いに行く」という方、あるいは「買ったばかりの靴なんですが今ひとつ足に合わないかも・・・」と思われた方も、東日本橋の駅から徒歩1分!足と靴の専門家、馬喰快歩堂へぜひ一度お立ち寄りください!

写真でご主人と仲良く並んでくださったT様、今日は靴を選びに来て下さいました。

変形性膝関節症の為、手術されてから半年。
膝に負担の少ない靴を求め探していらっしゃったところ、当店まで辿り着かれたのだそうです。

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一般にコンフォートシューズは、黒・茶の単色が多く、服装や小物に合わせる楽しみが少ないものなのですが、馬喰快歩堂ブランドのこのシリーズ、シックな配色を楽しんでもらえるラインナップも自慢の一つなのです。
(工房も同じ建物内だから、セミオーダーで、お好きな色で作ることも可能です。)

T様も最初は無難な黒単色を候補に入れていらっしゃいましたが、ダークブラウンと型押しのコンビが目に入り、迷われていました。・・・そこへご主人の一言。

『手術して頑張ったんだから、お洒落したら?』
ぶっきらぼうにおっしゃる中にも、奥様を大切にされているのが私たちにも伝わってきました。


T様も「・・・運動靴以外のものは久し振りに履きました!」と嬉しそうなご様子です。

そして、歩行矯正用のインソール(※DYMOCO理論採用)もお作りし、あわせて履いてみて頂きました。すると、
「靴が吸い付いてくる!?」と驚きのご様子。 よかった!

この馬喰快歩堂ブランドのコンフォート靴、もう一つの特徴は、インソールを入れていただく場合に、DYMOCO理論に基づいたオーダーインソールのパフォーマンスを最大限発揮できるように作られているところです。

そして、それを実感していただけるよう、お客さま一人ひとりのその時の足の状態・歩きの状態にあわせ、きめ細かな調整をつねに心がけています。

T様、ご来店ありがとうございました!

馬喰快歩堂治療院のスタッフブログがOPENしました! 

治療の詳しいご案内から事例紹介まで、日々綴っていきますので、ぜひご覧ください。


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コンフォートシューズベルトタイプのサイズサンプルを試着されている様子をパチリ。
「歩き出しがとてもスムーズ!すごく歩きやすいです!」と、お客さんの声、ありがとうございます。

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試着したのはこちら。
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ちなみに、ベルトタイプでは、このモカ×型押しレザーのカラーが一番人気です。

そして、紐靴(後ろファスナー)タイプでは、ブラック×ダークレッドの配色にとても人気があります。
気になる方は、ぜひ一度試着にいらしてみてください。

人間の【足長】は踵の長さ、足部アーチの高さ、足指の長さによって構成され、計測値に反映される。
しかし、
当然ながら踵の長短、足部アーチの高低、足指の長短の割合は人によって千差万別である。

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ヒモ靴を代表とする踵の低い靴は
足長の構成要素である、踵・足部アーチ・足指がほぼ直線上に構築され、
トータルの長さである【足長】にて靴のフィッティングができる。
逆に言ってしまうと、各構成要素の厳密な長さが必要なく、
故に平坦な場所で、踵からつま先までの長さを測るだけでサイズの確認は事足りる。

パンプスを代表とする踵の高い靴は
足長の構成要素である、踵・足部アーチ・足指が折れ線上に構築されるため、
それぞれの部分を靴にフィッティングさせるためには当然ながら踵の長短、足部アーチの高低、足指の長短の割合を求めなければならない。
(※勿論、歩行運動中の変化も考慮してである)
これがパンプスの難しい理由の一つである。
ところが、
この長さや割合を考慮せずヒモ靴同様、
トータルの長さである【足長】でサイズ確認を行ってしまうために

前に滑る、踵が抜ける、靴が笑う、足指があたる、靴擦れができる、etc

という弊害を引き起こす。

既成パンプスの修正に関して現在のDymocoインソールではアーチパッドのサイズとアーチカーブの調整を主としているが、踵骨周辺のアプローチはまだ少ない。
フットプリントにて踵骨の長さを確認し、その起点となる部分に1ミリ~1.5ミリ弱の修正を施すだけで、効果は劇的に向上する。(ヒールカウンターの調整等も必要になってはくるが)

Dymocoインソールを作製している方対象に有志による勉強会を考えている。
ヒールカウンターの調整方法やフットプリントの採取方法も時間の許す限りお伝えしたい。
パンプスでお悩みの方、またその方々を対象に日夜研鑽を積まれている方の一助になれば幸いである。

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