足の痛み解決!靴をつくる理学療法士のblog

靴の販売・オーダーメードインソールの『 靴の馬喰快歩堂 』のご案内と、
理学療法士の目線から足と靴の関係・履物でのトラブル防止に長年取り組んでいる三浦賢一(みうらけんいち) & 佐野宏次(さのこうじ) 
ふたりの活動をご紹介しています。

2013年12月

前回、パンプスが合わないことの問題点を追求する記事に大きな反響がありました。
興味を持って頂けるのは大変嬉しい限りです。心より感謝申し上げます。

今回の試着靴の段階で起きた問題を紹介します。

試着頂いたのは4cmヒールのプレーンパンプスです。
試着いただいて、
確認すると足が靴に対して斜めに入った状態(外転)でした。
足の痛み、とりわけ小指が当たっているのです。
『しっかりしているけど、気持ち小指が痛い気がするのかな?』とのこと。


検証の結果、問題は親指側にあることが判明しました。

実は採寸時には中足部は固定されず、広がり、親指が捻れているケースがあります。
しかし試着靴によって中足部を適切に固定できると、親指の捻じれが改善。
その結果、親指の関節の隆起部が上部に移動し、履き口に押される現象が生じてしまうとい訳です。

実際に親指側の履き口部に切り込みを入れると、見事に改善されました。
『小指の問題と思っていたのに!?』と驚かれていました。
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この結果を元に、木型の親指側を修正し、新たに靴を作ります。
『つぎの試着が楽しみです。』と言っていただけるのも、問題点を明らかにして安心いただけるからです。
この検証作業は本当に真剣勝負です。

今回、60代女性のSさんから、義足で歩くときにバランスを崩してしまうという相談を受けました。
歩くと義足側に傾いてしまい、腰痛も併発。


『どうしても、歩くことが諦めきれないんです。』 と、Sさんは訴えられていました。

最初に確認したのは、靴のサイズ。
やはり義足が入れやすいように3サイズ大きいものを履かれていました。
次に歩行と健常足の確認を行うと、以前に整形外科で外反拇趾と診断されていることもあり、踏み切る時に内側に捻れていました。
大きい靴を履いていたために、外反拇趾に多く見られる中足骨の部分の広がりや、拇趾の
回旋が増長され、歩行に傾きが出現したのです


靴のフィッティングを行い、インソールを作製すると、
ようやく自分の足になりました。本当に久しぶりです』と噛み締めるように仰って頂きました。
また脱ぎ履きを助ける特殊な靴べらをご紹介すると、『本当に、本当に助かります。』とSさんは目を潤ませていました。
こういった対処方法があるということ、同じような問題でお悩みの方の希望になれば幸いです。
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パンプスが合わないことの問題点は誰もが理解しているでしょう。
しかし、どのような理由で『合わない』のか明確にするところは多くはないと思います。

今回は試着靴の段階で起きた問題を紹介します。
試着頂いたのは30代女性のMさん、4cmヒールのプレーンパンプスです。


履いてもらうと『柔らかくしっかり包まれているようです。だけど指が少し当たるカンジがする』とのこと。トレース、木型、Mさんの足を再度確認する。

すると、

通常の木型よりも踵骨が長いことが判明。
木型が想定している踵骨の長さよりも1.5cm長くなっていたのです。
結果として、靴内でかかとが滑り、指が当たっていました。

調整シートで靴内の踵が収まる位置と踵骨の長さが一致するように、距離を合わせて再度試着いただく。

結果は、

『踵が収まりました!! 指も全然平気!』
その笑顔をみると本当に嬉しくなります。

早速、修正に取り掛かる。
目の前の現象を把握した上で、明確な理論と手順を導き出す重要性は計り知れません!
この検証の時間にお付き合い頂いたMさんには本当に感謝です。
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整形外科にて有痛性外脛骨障害と診断を受けたサッカー少年がご来店でした。

診てみると右足の内側が赤く腫れ、とても痛そう。ボールを蹴るのは勿論のこと、走っても痛む為、プレー出来ずに困っているとのこと。

動作を観察してみると、足が内側に倒れ込む過回内の状態が認められました。またスパイクが1サイズ程大きく、足が中で遊んでしまっている状態です。
その場で状況を説明し、正しい紐の締め方の指導と、インソールの製作を行ったところ、
「走っても痛みがでない!」と、たいそう喜んでくれました。よかった。アイシング等のセルフケアの仕方も指導し、経過を観ながら再度の調整の必要性を説明してこの日は終了しました。
早くボールを蹴れるようになり、思いきりプレー出来るようになると良いですね。1209_1_w480

ミズノインソール相談会の講師として、御茶ノ水にあるエスポートミズノ東京本店に行って参りました。

この相談会は足と靴のことでお悩みの方を対象に、予約制で靴のフィッティングやインソールの製作を行うものです。病院にて足底腱膜炎、外反母趾、変形性膝関節症等と診断を受けた方々が大変多くいらっしゃいます。また、スポーツシューズへのインソール製作の希望者が多くいらっしゃるのも特徴といえます。

この日は東京体育館にて柔道グランドスラム2013という国際大会が開催されていた為、店舗には海外からのお客様が大勢訪れていました。

写真はアテネオリンピックの陸上競技10000m代表、高橋千恵美さん。現在は管理栄養士の資格を持ち、引退後も御活躍なさっています。

靴とインソールを通じて様々な人と出会えるのも、この仕事の魅力です。
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